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2019年読んでよかった本ベスト7【7 / 69冊】

ブログ移行に伴って、古いサイトから記事を移行しました。読む本探しに活用ください。

振り返ってみると2019年は割と当たりの本を読んでます。ここでのオススメは本当にオススメです。

読んでよかった本ベスト7

最高の体調

超良書。体内の炎症がいかに人間の不調を引き起こすか、そしてそれは現代人の生活習慣から来ている、という内容。健康に関する内容でここまで統一理論ができているのもかなり稀であり、これ一冊でもう健康系の本は要らないと思う。運動や腸などの身体的な内容と価値感や人間関係等の精神的な内容までカバーする価値観を定めることでメンタルの改善を図るというのは、ありそうでなかった方法だと思う。

Learn Better-頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ-
使える脳の鍛え方-成功する学習の科学-

まとめたが、どっちも超良書。いかに学習を効率化するかについて正しいテクニックだけをまとめた本。巷には間違った勉強法が多すぎる。まず、勉強対象の重要性を理解し、ラーニングパスを形成する。そして、運動等で効率良く頭を働かせ、練習問題でとにかく記憶を再起させまくるという内容が書かれている。知識のネットワーク化も忘れてはいけない。時間を無駄にしないためにも必読すべき。

amazon-世界最先端の戦略がわかる-

超良書。amazonの秘密として、圧倒的なキャッシュフローとキャッシュフローを活かした投資について解説した本。プライム会員とマーケットプレイスによるキャッシュフローの仕組みは感心する。それだけではなく、AWSの成長率の高さやそのテクノロジーの圧倒的な進歩にも驚かされる。ただでさえ情報が少ないので、ニュースを見てるだけではamazonの現状を全く理解できていないことを思い知らされる。amazonのチャレンジ精神はマネしにくいが、その合理的な行動は全ての企業が見習うべきである。

「幸せをお金で買う」5つの授業

超良書。お金で幸福になるには、「稼ぐ」よりも「使い方」が大事だと説いた本。たった5つというのもわかりやすく、本の構成としても読み進めたくなる内容となっている。わかりやすく、そして著者のエピソードを交えて例を出してくれるのも理解の助けになる。お金に関する本ならこれ以上の良書が見つからない。結局幸せというのは、時間にゆとりを持って人間関係を良好にすることであることを痛感する。

伝わるデザインの基本

超良書。パワポ構成について書かれた本。他にも色々パワポデザインの本は読んできたが、これが一番わかりやすい。矢印をシンプルにしたり、グラフのデザインだったり、輪郭のはっきりしないものを薄い背景色ではっきりさせたりと、痒い所に手が届く内容になっている。余白・揃える・繰り返す・強弱・グループ化といった定番の内容も入っていて、これ一冊で全て賄える。

<効果的な利他主義>宣言!-慈善活動への科学的アプローチ-

超良書。直感で行いがちな「寄付」をデータを基に正しく行っていこうという内容である。発展途上国に教科書や制服を送るという寄付は多いが、そんなことよりもワクチンや蚊帳をあげたほうが数百倍も効果があることがわかっている。直感がいかに間違っているかを痛感する。本書は慈善活動だけでなく、「世の中に良い影響を与えるためにどうすべきか」が書かれた本であり、慈善団体に入るよりも医者になってその給料を寄付したほうが世の中への影響が大きい、という選択肢を提示していることも素晴らしい。狭まった視野を広げてくれる。

その他読んだ本

ヤバい集中力-1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45-

良書。獣と調教師という例えを使って、現代でいかに自分をコントロールするかについて書かれた本。タスクのゲーム化や儀式の重要性について説明されている。特に面白かったのは、自分に物語性を作ることの重要性で、「読書する」よりも「自分は読書家である」といったキャラを持つことが大事であるという内容である。幸福の研究でも良く出てくるけど、タスクと価値観のすり合わせはすごく大事と痛感する。

漫画君たちはどう生きるか

良書。「君たちはどう生きるか」の漫画版。中学生の主人公向けにおじさんが世の中について説く内容なので、わかりやすい。世の中はとんでもない量の人と人が関わって構成されていること、そしていかに世の中に貢献できるかが人として大事なことであることが書かれた本。とにかくシンプルで、シンプルだからこそメッセージに重みがある。

マンガでわかる仏像-仏像の世界がますます好きになる!-

仏像の種類って意外とわからず見てるよねー、ってことで読んだ本。想像以上にわかりやすかった。仏像はほとんどがブッダの像であり、修行後が如来、修行前・修行中が菩薩という風に分かれている。地蔵も菩薩の仲間で、とにかく人を救いたいから修行中にもかかわらず地球に残ることを選んだらしい。とにかく如来は人を救いたいから、拝むだけで救ってくれるらしい。

史上最強の哲学入門

良書。哲学を学ぶなら初めに手に取ってほしい本。哲学の本では、ソクラテスが何を言ったとかニーチェが何を言ったとかがピックアップされがちだが、本質はそこではない。大きな流れこそが一番大事である。全ての哲学はその時代のカウンターカルチャーであり、だからこそ時代を大きく変える。ソクラテスの「無知の知」も、弁論でいかに自分を大きく見せるかが流行っていたからこそ、大きく世の中を変えた。カウンターカルチャーだからこそ哲学は今でも続いている、例えば「お金よりフォロワー」みたいな考え方も哲学である。

ざんねんな偉人伝-それでも愛すべき人々-

ピカソや野口英世などの偉人達がいかに「完璧でなかったか」について書かれた本。偉人というと完璧超人に思われがちだが、実はそうではない。野口英世は金遣いが荒くて周りに迷惑ばかりかけていたし、ピカソは女たらしだった。本書の重要なメッセージは「欠点よりも得意なことに目を向けましょう」ということである。偉人は得意を伸ばしたからこそ偉人になったのだ

ざんねんな名言集

上記と似た内容。本書の面白さは、偉人たちの周りへの皮肉や愚痴の多さである。彼らが偉業を成し遂げたからといって幸せになったとは限らない。ただ、自分にも周りにも厳しかったからこそ、偉人になるほど頑張れたのかもしれない。

繁栄-明日を切り拓くための人類10万年史-上
繁栄-明日を切り拓くための人類10万年史-下

良書。英語タイトルは、「合理的な楽観主義」であり、個人的にはこっちのほうが内容を説明していて好き。良くある「人類は発展している!マスコミは不幸な面ばかり捉えすぎた!」系の本ではあるが、他の本と違うのは、本書では人類の進化は「交易」によってなされたというところ。大体の本では、脳が他の動物と人間の違いだと言われるが、脳の肥大化と技術発展のタイミングが一致しないので他の要因があるはずであり、それが交易なのだというお話。今までを知ればこれからの人類の向かう方向も見えてくる。第一章の人類の進化部分だけでも十分面白いので、ぜひ。

お金で不幸にならない11のカルテ

良書。フィナンシャル心理学という新しいジャンルの研究をしている著者が書いた本。「お金に対する考え方の歪み」が正しくお金を使えない原因だと主張している。行動経済学に近いが、それよりも個人の考え方にフォーカスしている。基本的には、子供の頃のトラウマや親からの扱いによってお金の使い方が決まり、その原因を知ることで自分の浪費癖や貯蓄癖を直そうという考え方を提案する。「完璧になることではなく、前進すること」という言葉は、まさに本書で大事なことを伝えている。

翻訳できない世界のことば
誰も知らない世界のことわざ

海外のことわざや翻訳されていない言葉に触れられる。これの何が面白いかというと、表現に歴史が含まれていることも多々あることである。一方で、そんなことを表現するのかというものもある。日本語としては、「積読」が挙げられている。個人的な好みは「あなたの肝臓をいただきます」というペルシア語の愛情表現と、「オオカミの口の中へ!」というイタリア語の応援のセリフ

ダーリンは外国人with BABY

外国人との結婚内容のルポ漫画を描いていた作者が、妊娠後について書いた漫画。妊娠時と産後のトラブルはいざなってみないと調べないため、時間のある時に興味本位で読んだのは良い経験になったと思う。内容は割と一般的な産後の大変さについて書かれているが、一方で妊娠時は予想よりもあまり大変でないみたいである。こういった直感とのギャップが、妊婦にとっては理解してもらえない気持ちを増幅して苦しい思いをするのかなと思う。

サボタージュ・マニュアル-諜報活動が照らす組織経営の本質-

戦争時に使用していたスパイ用マニュアル。その中でもホワイトカラー向けの内容が現代の生産性の低い企業の行動と一致しており、興味深い。手続きを異常に重視したり、会議で確認のための発言をしたりといった行動のように一見真面目そうに見える行動こそが生産性を下げている原因であることを知らされる。つまり、馬鹿真面目は生産性を下げる。

アンチ・サボタージュ・マニュアル-職場防衛篇 組織を破壊から守る9の戦術-

前著「サボタージュ・マニュアル」の続編。前著はいかに企業が効率を下げる行動をとっているかを知らされる皮肉の多い本だったが、今回はシンプルにそれを対策して生産性を上げようというもの。適度にルールの見直しをする、時間を決めて会議をする、委員会にはTODOを決めておく、といった当然だが意外と忘れがちな落とし穴について書かれている。

NEW POWER-これからの世界の「新しい力」を手に入れろ-

良書。これからの時代でどのように大衆を動かすかについて書かれた本。ISISの19才の女の子がSNSを使って国務省よりも効果を上げたり、アイスバケツチャレンジによってとんでもない寄付を募ったりといった手法を取り上げて、大衆扇動に必要な要素をSUCCESSを頭文字として6つの要素にまとめている。現代では、政治もビジネスも「いかに消費者を巻き込むか」が勝負となっており、消費者を動かしたいなら必読書である。

バリュー・プロポジション・デザイン

企業が良いビジネスを行うための方法を説明した本。プロトタイプの作り方〇ヶ条とかビジネスモデルの評価方法〇ヶ条などを紹介している。箇条書きであるため、実用性は高い。小さな企業は時間をかけて悩むよりも、こういったリストで手早く判断を行い、デザイン→測定→修正 のサイクルをどれだけ回せるかが勝負になってくる。偽陽性・偽陰性などの検証の落とし穴は研究者にも有益である。

Tap-スマホで買ってしまう9つの理由-

タイトル通りスマホ広告について書かれた本。やや読みにくい。スマホ広告が大規模に広がるよりかなり早めに出版されているので、その点は考察が面白い。データを基にした内容が多いのは良いが、直感に反した内容は少ないので、学びは少なめ。ジオマーケティング(現在地に基づいた広告)に関する内容が店舗間の熾烈な争いで興味深いが、こんな広告は日本では見たことないのでなんのこっちゃという感じ。

ビジネスモデル2.0図鑑

良書。主に最近急成長したビジネスについて解説した本。本書の初めにCSRの重要性について述べられているが、ビジネスモデルを見ていくと重要性をひしひしと感じる。急成長した企業を見ると、ここ最近で消費者の質がかなり上がっている印象がある。特に面白かったのは、サイゼリアのビジネスモデルであり、開発費への投入資金の多さや、効率を重視した経営は感心する。

ザ・コピーライティング-心の琴線にふれる言葉の法則-

良書。かなり昔の本で、著者がとにかくABテストを繰り返して効果のあったものだけを集めたもの。しかし、現代のほとんどのコピーがこれに当てはまるくらいには正しいことが書かれている。良くある勘違いとして、コピーライトは座布団一枚みたいな言い回しを考える仕事だと思われがちだが、そうではないいかに人間の欲求に刺さるメッセージを短文で伝えられるかが重要である。簡単に使える例も多く、実用性の高さも〇。

池上彰のマンガでわかる経済学 1 経済のしくみ
池上彰のマンガでわかる経済学 2 ニュースがわかる

経済系の入門としては良いかもしれない。ただかなり内容が浅いので動画教材とかのほうがとっつきやすそう。歴史について知るというよりは、経済学部の基礎知識やニュースで知らない単語を知るために使う本。

池上さん教えて!世のなかの「お金」のこと

今年出版された本なので、渋川さんの話とかあって面白い。ただ、対象者が子供なだけあり、わかりやすいが内容は浅い。何のためにお金が存在するのかについて考える良い機会にはなるかもしれない。

融けるデザイン-ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論-

「生活に溶け込むもの」が優れたデザインであるという主張の本。長い目でユーザインタフェースのデザインの変化を見たら、スキュアモーフィズムと呼ばれる現実の物を模擬したデザイン(「保存」のフロッピーディスク等)から情報量の少ないフラットデザインに移行しているのは、根底に「慣れ」が存在していることが理解できる。面白かったのは、現代では時間がとにかく貴重になっており、ドラクエのコピーである「60時間遊べる大作」が今では逆効果になっているというエピソードは、時代に合わせることの重要性を痛感する。

突破するデザイン-あふれるビジョンから最高のヒットをつくる-

従来はアイデアの数と斬新さが求められていたが、現代では「意味」が重要視されているという主張の本。例えば、高齢者向けにコミュニケーション増加を図り、リビングにベッドを置くという提案をしたポーランドの家具メーカーである「ヴォックス」。クッション性を排除して、裸足に近い感覚で歩けるという価値観を想像したイタリアの「ビブラム」などが紹介されている。ニッチ層にも十分届く世の中になったことで、新たな価値の想像こそが今求められているということを学べる。

ネンドノカンド-脱力デザイン論-

佐藤オオキのコラムをまとめた本。短い内容で、雑記から入り、最近手掛けた仕事の解説をする。デザイナーというのは自己表現をする機会は少なく、問題に対するスマートな解決策を提案する仕事であることが知れる。連れの奥さんも楽しめる紳士服屋歩いているイメージをつかませるために片足だけ展示している靴屋など、洗練された店舗設計にはただただ感心する。「関わる人全てを幸せにする」という言葉は、本書を読み終わった後であれば、ずっしりと心に響く。

エンジニアのための理論でわかるデザイン入門

サイトのデザイン構成について書かれた本。手順通り説明してくれるため、容易に読める。ただ、結局は他の類似の目的を持ったサイトをリサーチして、自分なりにカスタマイズすることが推奨されているため、流し読みして手を動かすのが一番なのかもしれない。 

美術ってなあに?-“なぜ?”から広がるアートの世界

美術に関する子供向けの本。歴史的な背景も多少は含まれているが、とにかく理解しやすい内容であることと、特徴でまとめられているところが非常に面白い。順番通り読まなくて良い構成なのも〇。印象派・キュビズムなどの解説もされており、入門書としては非常に良い。

図鑑デザイン全史

合理的なデザインというよりも、個性的なデザインを押し出した本。時代とともに好まれるデザインが変遷していることがわかる。流行は急に生まれるものではなく、社会的な影響や技術の進歩の影響を大きく受けていることを知ることができる。現在の流行においても、歴史的な流れを理解して、背景の技術と社会的変化で考察できるようになると理解が深まるはず。

あるあるデザイン-言葉で覚えて誰でもできるレイアウトフレーズ集-

チラシデザインのテンプレートを集めた本。完璧なデザインは素人にはできないが、そこそこのデザインであれば、テンプレートを使えば大体できますよねーということを例とともに解説している。組み合わせ次第では無限大なので、勉強用のためにブレスト用にも使えるかも。プログラミングみたいにデザインもオープンソース化していく流れにあるのかもしれない。

ブランドをデザインする!

ブランド価値を活かしつつ、どのようにロゴを作成したり宣伝したりするかについて書かれた本。COEDOの社名をアピールするためのビンはとても面白いと感じた。あと、nana’s green tea の店舗の構成がそれぞれで異なるというのも非常に面白いと感じた。基礎の「老若男女の入れる店」であるという部分がしっかりしているからこそ、こういった遊びを入れられるのだろうと感心する。

モダニスト・キュイジーヌアットホーム-現代料理のすべて-

調理器具を駆使して、いかにうまい料理を簡単に作るかという部分に重きを置いた本。料理において火加減はすごく大事で、それを標準化するために電子レンジや低温調理機の使用について結構な量が書かれている。手間をかけないと聞くと、フライパンでさっと炒めるという選択をしがちだが、それよりも調理家電を使ったほうが柔らかくてうまい料理ができる。料理はフライパンで作るものであるという考え方がもう古い

低温真空調理のレシピ-家庭料理の大革命-

数少ない低温調理のレシピ本。かなり凝った料理が多いので、手抜きのために低温調理をしているという人には向いてないと思う。どちらかというと、フレンチシェフとかが参考にする本である。

家庭の低温調理

こっちのほうがやや基本に近い。ただ、しっかりしたレシピ本なので、手抜き料理とは言えない。家で作るだけならgoogle検索の結果のほうが参考になると思う。

おいしさのレオロジー 改訂新版

レオロジーという学問で、食べ物のレオロジーはジャンルとして確立している。内容は、ばねダンパーの構成でゼリー等の粘弾性を説明したもので、数式多め。ただ、考察として老人が食べるときの喉への詰まりやすさを考えているところなどは、工学とは違った視点で見ていることに気づかされる。

鮨のすべて-銀座久兵衛変わらぬ技と新しい仕事-

銀座九兵衛が本でノウハウを全てさらけ出すという前代未聞の本。正直素人目にはすごさがわからないが、ダシのレシピは公開していいものなのか心配にはなった。内容はビジュアルが多く、かなり読みやすい。

新世紀食糧記ムシグルメン

昆虫食の良さについて書かれた漫画。子供向けだが、子供には読ませたくない内容。成分やどこでとれるかというよりも、昆虫が食料として扱われてきた歴史や、高級食として昆虫食を食べる文化等、知らない文化を知るきっかけになる。この後amazonで虫を頼んで食べてみたが、美味しくはない

料理の科学大図鑑

肉・魚・野菜などの食材の知識から得られる良書。肉は52℃以上で柔らかくなりますよー、とか刺身の微生物は-20℃で殺しますよー、といった基本から、包丁の素材の選び方(特殊な仕事でなければ、結局はステンレスが一番良い)やメイラード反応の仕組み(140℃以上で香ばしい匂いが生まれる)なども学べる。料理に塩を入れることで無駄に砂糖を大量消費することを避けられたり、ジューサーでは食物繊維がほぼ残らないといった健康面の知識まで得られる。

関西のスパイスカレーのつくりかた
SPICE CAFEのスパイス料理-日々のおかずと、とっておきカレー-
スパイス完全ガイド 最新版
世界一やさしいスパイスカレー教室
おうちカレー自慢
カレーライスを一から作る
カレーの教科書
クミン料理の発想と組み立て
レヌ・アロラのおいしいインド料理-決定版-

カレーに関する本。スパイスカレーは基本はクミン・ウコン・コリアンダーで構成されていて、辛さを加えるためにカイエンペッパー(唐辛子)を加える。その他のスパイスは好みで加えるが、それぞれ独特の風味があり、日本に住んでいるとハーブ系の植物に触れる機会は少ないので、新しい発見が多い。ただ、スパイスカレーにはうまみが含まれていないので、カレールーのようなコクを出すためには、スパイス以外の要素が結構影響する。結論として、スパイスだけで作ったカレーはまずい。

ネットワーク超入門講座 第4版

そこそこ良書。LAN/WANの説明に始まり、L2スイッチ・L3スイッチ・ルータのように設備ごとに説明がなされているので、物が想像しやすくてよい。図解も多くて〇。

3分間ルーティング基礎講座 改訂新版

区切りがあるのは良いが、無理に3分で区切っているのでわかりにくくなっている部分がある。体系的に学ぶ上では逆効果だと思う。

図解まるわかりネットワークのしくみ

良書。ネットワーク系の中では一番読みやすい。ネットワークの重要事項が上手く図でまとめられているので、一冊で十分に基本が賄える。例えば、スイッチやルータ等の基本機能についての理解は十分深まる。OSI参照モデルについてそれぞれ理解するなら次に「マスタリングTCP/IP」読むべきかな。

マスタリングTCP/IP 入門編 第4版

タイトルに入門書とあるが、一冊目に読むべきではない。内容も分厚く、2冊目としては良いと思う。内容も詳しく書かれていて、詳細も理解できる。

図解まるわかりセキュリティのしくみ

セキュリティ関連は当たり前のことが多く、真新しい内容はなかった。鍵認証システムに関しては、ブロックチェーン技術の普及もあり、興味を持って読めた。公開鍵暗号と秘密鍵暗号の利点と脆弱性に関しては、ネットワークに関わるなら知っておきたい。

C++の絵本-C++が好きになる新しい9つの扉- 第2版

アルゴリズムの基本については他の本で解説されているので、本書ではオブジェクト指向について詳細が書かれている。C言語ならやったことがあるという人は多いはずなので、そういった人には丁度良い難易度だと思う。構造体やらクラスやらに加えて、標準ライブラリ等の一歩先についても教えているので、実用的かと思う。そもそも世の中に、C++で丁度良い難易度の本がない。

パソコンの仕組みの絵本

良書。パソコンの基本はCPUであり、メモリとハードディスクがCPU演算中の記憶媒体として支えていることが学べる。

まんがでわかるLinuxシス管系女子1
まんがでわかるLinuxシス管系女子2

良書。Linux系の本はわかりにくいものが多いが、これはとにかく読みやすい。vi操作の説明から入るので、実用性で言うと微妙だが、コマンド操作は有益な内容が多かった。パイプライン等の説明は図も非常にわかりやすい。

マンガでわかるビットコインと仮想通貨

業界の知識人にインタビューした内容を漫画化した本。今読んで面白いと思ったのが、インタビュー時にはまだ仮想通貨が大暴落していなかったということ。技術的な内容は乏しいが、仮想通貨を支持している人たちの多角的な視点で見れるというのは興味深い。

図解身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本
図解もっと身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本

科学的読み物。結構知っている内容も多いので、流し読みしつつ興味のあるところを拾うくらいでちょうどよい。

ハードウェアハッカー-新しいモノをつくる破壊と創造の冒険-

ベンチャー企業で一からモノ作りをしてきた著者が書いた本。深センでのその時代の現状と生産のためのプロセスについて書かれており、今後の深センの成長を考えると非常に有益と思われる。大企業ではプロセスを細分化しているので、モノづくりの統一的なプロセスは把握しにくい。電子基板から射出成型まで一貫して流れを理解できるのは貴重である。また、深センの闇についても理解する助けとなる。

CG&映像しくみ事典

内容が古いので微妙。一応、CG作成の全体の流れは追えるが、これくらいならCGWORLDとかで簡単に説明してそうな内容。

弾性力学入門-基礎理論から数値解法まで-
弾性体と流体(物理入門コース新装版)

上記2冊は仕事のために読んだが、必要情報は得られなかった。弾性力学の分野が区分けが微妙で、関係のない話をされている雰囲気。これは自分が未熟だからなのかもしれない。ただ、弾性体と流体というタイトルで弾性体に関する内容が最終章だけというのは、少し納得がいかない。

おわりに

ちなみにこれはランキング順ではありませんが、この中で一番良かった本を選べと言われたら「最高の体調」だと思います。時点で「Learn Better」かなと思います。この2冊を読めば人生が変わると言っても過言ではない

ちなみに、今年読んだ一番長い本は「繁栄」でした。これも良書ですが、長いのでオススメはできないです。人類史なら、去年読んだ「進歩」とかは読みやすいのでオススメです。

別の年の読んでよかった本は下記にあります。こちらもどうぞ。