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【学習テク】科学的に勉強の効率を上げる方法 #6テストでメタ認知を高める

科学的な勉強の効率化について一連の記事にしてあります。合わせて他の記事もどうぞ。

はじめに

テストというと、「大変」「退屈」といった、ネガティブなイメージがあると思います。しかし、テストは学習においてとても重要で、避けて通れない道です。

テストの効果は、あなたの能力を測るということだけに留まりません。テストをすることで、記憶力にも影響があるのです。

テストで「検索学習」

これは、テストを行うことで「検索学習」を行うことができるからです。検索学習とは、頭の中から情報を引っ張り出す作業のことで、記憶の定着に効果が高いことがわかっています。

研究では、思い出す練習を何度もしたグループは、教科書を同じ回数だけ読んだグループよりも、成績が良かったという結果も出ています。

テスト中の「何だっけなー」という苦しさは、気づかない間にあなたの記憶の定着の糧になっているのです。

小テストで記憶アップ

また、自分への小テストというのも、 記憶の定着にも良いことが分かっています。

内容としては、簡単なもので構いません。覚えたい物事に対して「必要性」「他のものとの違い」「デメリット」などを問かけます。これは、リスト化するとやりやすいです。

こういった質問をすることで、体系化した知識を身につける手助けになります。

例えば、「なぜこれが正しいのか」「これは他の概念と、どのようにつながっているのか」などについて自問することによって、自分の分からない部分が具体的に理解できるようなります。 しかも、テストによって思い出すことで、記憶の定着も良くなります。その結果、小テストをしなかった人よりもはるかに深く理解できるようになります。

実は、スキルや知識の習得が上手な人は、このような小テストを頭の中で行っている事が研究でわかっています。自問自答を頻繁に行うことで、思い出す練習である「検索学習」を行っているのです。

まずはじめにやるべきことは「テスト」

もしあなたが記憶力の悪さで困っているのであれば、まずはテストでそれを確認しましょう。

もし実際に点数が悪いのであれば、重要な部分に勉強時間を裂けていないのかもしれません。テストで点の悪かった部分を重点的に勉強しつつ、全体像を把握しましょう。この全体像を俯瞰して見る能力をメタ認知といいます。この能力は非常に重要で、実際にメタ認知には成績との相関もあります。

成績と「メタ認知の能力」の相関

学習をする上でIQ より大事なもの、それは「メタ認知」です。 メタ認知とは、自分がどのようなことを理解しているのか、それは全体像の中でどこに位置するか、などについて考えるような思考のことを言います。

ゲームや漫画で「メタ発言」ということがありますが、これも一歩引いて見ることを指しています。一歩引いて見る=メタ認知、とざっくり覚えてもらって構いません。

研究によると、実際にメタ認知の能力が高い学生の方が 、IQ の高い学生よりも成績が上回ることがわかりました。成績とそれぞれの能力の相関を取ったところ、約40%はメタ認知によるものであると分かりました。それに対して、 IQ は約25%に過ぎません。

 メタ認知を高める方法はすごく簡単で、「自分の知識が体系立っているか」と自分に問いかけるだけです。今自分が全体のうちどこを学んでいて、それが何の役に立つのか、そしてそれは他のものとどう関係してくるのか。といったことを意識して学びましょう。

もし今後、何か学習をする時には、「メタ認知を高める」というのを意識して行ないましょう。IQの差を埋めるだけの能力を手に入れられるでしょう。

おわりに

今回はテストの重要性とメタ認知について解説しました。何を知っているかを知ることは非常に重要です。限られた時間で成果を出すためにも、自分の苦手なことに時間を費やすようにしましょう。

他にも学習効率化について書いているので、そちらもご覧いただけると幸いです。

また、youtubeにも動画出してます。そちらもどうぞ。