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【無料】動画でわかる C#初級コース【全6回】

これは、以前に作成した「C#入門講座」の続きです。全くC#のことがわからないという人は、そちらから見てください。

C#初級講座では、「必須ではないけど、知っておくとすごく便利」なテクニックを紹介します。なので、わからないところや自分のやりたいことに合わない場合は飛ばしてしまっても全然OKです。

1.const

constは、値を変更したくない変数を指定できる機能です。変数にconstをつけて宣言すると、その変数は今後、変更できなくなります。これをつけることで、間違って途中で値を変えてしまうことがなくなります。

大人数でプログラムを開発するときは、他人の書いたプログラムに干渉してしまうことを避けるための必須スキルになります。

例えば、配列の数や円周率など、一度定義したらその後変更しないものに最適です。

2.型推論

C#では、autoというデータ型を自動で推定してくれる機能があります。必須スキルではないですが、プログラムを書くときに余計なことを考えなくて済むので、多用される機能です。

使い方としては、一度宣言された変数・オブジェクトが入った式を新しい変数に代入するときに、型を考えなくて済みます。例えば、double型とdouble型の掛け算は当然double型で出力したいですよね。こういったときにautoを使えば、間違えてint型にして小数点以下切り捨てしてしまうことがなくなります。

一度覚えるとクセになる機能なので、ぜひ覚えておきましょう。

3.メソッド

メソッドというのは、クラス内が保持する関数のことです。C#はクラス内で作業するので、通常のプログラミング言語でいう関数=メソッドになります。オブジェクト指向の核となる部分なので、今後IT業界で活躍したいなら、知っておきたい技術です。

メソッドの機能は「引数」をもらって、処理して、「返り値」を返すというシンプルなものです。これをどううまく使えるかがプログラマーの腕の見せどころです。

ネットで手に入るライブラリは基本的に、このように引数を与えて返す形をしています。なので、メソッドの流れを知っておくと、他人のコードも使えるようになります。

4.名前空間・クラス

今までは、Programという名前のクラスで作業をしていました。ここで紹介するのは、別のクラスを作る方法です。

ここで重要なのが、「名前空間」です。名前空間というのは、クラス内で同じ変数は2回宣言できないというルールです。当然といえば当然ですが、2回同じ変数を宣言してしまうと、その後の呼び出しでどっちを呼び出せばよいのかわからなくなるので、エラーになります。

そこで、クラスを分けることで、好きな変数を宣言できるようになるというわけです。クラスを分けて自由に作業することで、多人数で作業するときに非常に便利です。例えば、他の人のプログラムを全く見なくても、「〇〇が来たら〇〇を返す」という処理を書いて、それをつなげればプログラムが完成します。

クラスもオブジェクト指向における非常に重要なポイントです。

5.配列+α

配列自体は、「C#入門」のほうで紹介しましたが、今回はその追加情報です。

配列を作成するときは、宣言時にメモリを割り当てる必要があります。若干面倒な作業ですが、仕組みを知っていると納得出来ますので、ぜひ動画で理解しましょう。

スタックメモリとヒープメモリの違いは全てのプログラミングで共通で使える知識です。今後、別の言語を勉強するときにも役立ってくれるでしょう。

6.変換

最近のプログラミング言語は便利になりました。C#もその一つで、autoのように自動で型を推定してくれる機能がついています。ここでは、autoのような機能がどのように推定しているのかを学びます。

基本的には、情報量を増やす(数字切り捨てを避ける)ように推定してくれます。こちらが指示してやれば、double型からint型への変換など、逆に小数点以下を切り捨てることもできます。

プログラミング言語が自動で何をやってくれるのかを知っておくと、自分で考えることが少なくなります。プログラマの美徳である「サボる」を身に着けましょう。

おわりに

ここまで勉強すれば、何かやりたいことを始めるのに十分なスキルが身についているはずです。ゲームやアプリ開発等、やりたい専門分野に進んでみましょう。コツとしては、わからないことがあったらそこだけ見直すようにすると効率的に学べます。

youtubeで他にもIT分野の初心者向けの動画を出しています。基礎知識が足りないなと感じたら、そちらも見てもらえると嬉しいです。