デザインをデザイナーに任せておくには重要すぎる
ティム・ブラウン(デザイン思考の考案者)
デザインとは何でしょう?wikiによると
デザインとは、審美性を根源にもつ計画的行為の全般を指すものである。
と書かれています。つまりデザインとはモノを作る行為全般を指します。
誰にでもデザインは大事
モノを作る人間にとってデザインは重要です。時代の流れの激しくなってきた現代では、デザインはデザイナーだけの仕事ではなく、他の開発や設計を仕事としている人にも不可欠なスキルになりつつあります。専門的な知識があるからこそ、より良いモノを作る発想が生まれるのです。
意外かもしれませんが、消費者にとってもデザインの良し悪しを見分ける能力は必要です。あなたの家にも使わず眠っているモノはありませんか?捨てようか迷っているそれは使いにくさが原因じゃないですか?それを買う前に見分ける能力がデザインの良し悪しを見抜く能力です。
つまり、「良いデザインとは何か」を知っておくことで、日々の生活から仕事まで幅広く役立つわけです。
今回はどんなデザインは良いのか?その根本にある原則は何なのか?について例を混ぜつつお話ししましょう。
もっとも良いのが「日々に溶け込むこと」
新発売された電子機器や小物をほとんど使わず捨てたことありませんか?これを防ぐ最も良い方法は、モノが自動で動くことです。当たり前化もしれませんが、例を挙げてみましょう。
人に手間をかけさせない「ルンバ」
掃除が面倒だと思ったことありませんか?それを画期的な方法で解決したのが「ルンバ」です。ルンバは自動で家を掃除してくれます。しかも自動で始まって自動で終わる。つまり人が手を加える必要がないのです。たまにルンバ内のごみを回収し忘れるかもしれませんが、それも週に数回忘れずやれば問題ありません。
従来の掃除機は、人が使う必要があったので「面倒だからやらない」という選択肢がありました。どれだけ性能の良い掃除機を作っても人が使ってくれなければ意味はないのです。ここにデザインが重要であるヒントが隠されています。
つまり人が欲しいのは「成果」であって、「性能」ではないのです。
何が言いたいのかというと、人がわざわざ手を加える必要のある製品は徐々に置き換えられていきます。洗濯機が全自動に置き換わり、ライトが感知式に置き換わっていくように。
設計者も消費者も考えることは同じです。
「どうやったら今の生活に組み込めるだろう?」
これがデザインの基本なので、これをまずは考えてみましょう。
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参考:融けるデザイン 渡邊恵太