【自由】FIREで経済的に自立して自由に生きるための４ステップ

自由にお金を気にせず生きる、それだけ聞くと夢のようです。
多くのフリーランスになりたいという人の理想の姿かもしれません。

しかし、一部の人間はそれを成し遂げています。
その方法を教えてくれるのが「ティモシー・フェリス」です。

ティモシー・フェリスは、アメリカの実業家・講演家です。
そして何よりベストセラーの「週4時間だけ働く」を書いた張本人です。

タイトルは眉唾物ですが、いざ読んでみると重要なことが書かれています。
そもそも、仕事時間を減らすために、何をしたらよいかわからない。という人は多いと思います。それを抽象的だが具体的な方法も織り交ぜて、わかりやすく教えてくれる本です。

FIREに興味がなくとも、ビジネスマンにとって非常に有用な内容ですので、知っておいて損はありません。仕事の生産性アップに活用しましょう。

４つのステップDEALとは？

ティモシー・フェリスが重要だと言っているのは、たった４つです。
その頭文字をとって「DEAL」と呼ばれています。

Definition（定義）
Elimination（排除）
Automation（自動化）
Liberation（解放）
の４つです。ではまずは Definition から説明しましょう。

Definition（定義）

ここは前座ですね。他の本では、まえがきにあたる部分がここになります。
読者の「週４時間だけ働くなんて無理だ」という考えを改めさせる章ですね。
内容は「コンフォートゾーンを抜ける」の一言に尽きます。（コンフォートゾーンとは、心地良く作業できる範囲のことです。それを抜けるということは、多少ストレスでもチャレンジングなことをやりましょうという提案をしています）
「行動なくして成功なし」という風に、行動の大切さを説く章ですね。
お金の稼ぎ方に関しては方法は問いません。（ちなみに著者はサプリメントの販売をやっていた）

イヴォン・シュイナード（パタゴニアの創業者）
”悲観主義者は言う「ああ、なんの希望もない、だから邪魔をしないでくれ」
楽観主義者は言う「邪魔をしないでくれ、いずれきっと良くなるんだから」
両者に違いはない。どっちにしても何も起こらない”

Elimination（排除）

ここからが本番です。Definitionでとにかく行動してお金を稼ぐということを学びました。
ここからは時間を作る章です。
ひとことでまとめると、「費用対効果の高い仕事だけをやる」ということです。
経済学には80/20の法則というのがあり、存在するお金の80％は、20％の金持ちが持っているというものです。
これをビジネスにも当てはめて、80％の売り上げを担う顧客への作業に集中して、20％の売り上げかつ80％の時間を奪う作業をしない。
ということです。
規模拡大や売り上げの増加は魅力的ですが、大事なことに集中することが大切ということですね。

Automation（自動化）

ここも作業時間を減らすために重要です。誰でもできる仕事を自分以外の人にやらせることで、時間を作ろう！ということです。海外に頼むことで、オペレータを24時間体制にしたりなどの付加価値も現れます。
単純な作業を外注すると考えれば、サラリーマンでも活きる部分はあるのではないでしょうか？
興味深い例としては、発明のライセンス料で生計を立てる人もいて、こういう生き方もあるんだなあと考えさせられます。